建築へのこだわり
現在の場所へ建築する直前は、大正12年に建築された古民家を3年間お借りしました。
古民家をお借りした理由は、アレルギー反応を起こす素材や化学物質を使用していなかったからです。
しかし、昔の建物は断熱材も無く、冬は室内がマイナス10℃を下回るような寒さで省エネルギーとはかけ離れていました。
「寒い信州でも暖かく過ごせ、アレルギーがあっても心配なく過ごせる家に住みたい・・・」
こんな思いから安心して住める家を求め、家造りが始まりました。
建材のこだわり
建材にもアレルギー反応を起こすので、健康に暮らせる家を作るために、建築材に神経を使いました。また本当に安全か、身をもって確認し、可能な 限り現場で作業をしていました。
妹からのリクエストで、車いすの方も滞在しやすいように配慮しました。
但し、玄関とウッドデッキに出るために段差があります。(この段差は家を長持ちさせるため、冬場の積雪を考慮し避けて通れませんでした)室内に段差はあり ません。
客間のトイレはもちろん浴室も車椅子でご利用いただけます。
家の建材は可能な限り、自分たちで山の中に入って切った木や、
解体される古民家から頂いた建具を利用しました。
ウッドデッキは、自分たちで山に入り木を切り倒し、製材所へ運び、その後板に加工しました。
そのような木材のみで作られていますので1枚のデッキ幅はまちまちですし、様々な樹種を使っていますので見た目がバラバラですがよく言えば個性豊か です。
内装
屋外の壁は在来の漆喰(しっくい)を職人さんに仕上げていただきました。
室内の壁は蠣殻石灰(かきがらせっかい)と漆喰(しっくい)を混ぜたものを、たくさんの友人、知人に助けてもらい、塗り上げました。
洗面所と玄関、客間のトイレの壁には、漆喰に家族ではじめて作ったお米の藁を細かく切って混ぜてあります。
リビングの大黒柱(大山桜)と梁の栗は木曽の漆職人さんに漆を塗って仕上げていただきました。
室内の塗装は<えごま>が主成分の塗料やリボス、オスモを使用しています。
床は全室フローリングで、水回りは竹のフローリングを使用しています。
窓は浴室以外全て木製サッシでペアガラスを使用しており、カーテンは使用していません。
客間の窓には外側に竹の<すだれ>を掛けています。
お風呂
木製(サワラ)のお風呂を使っています。この風呂桶は木曽の職人さんに作成していただきました。アレルギーを起こさないよう、接合部分は米糊を使用 していただきました。
米糊で大丈夫?と思いましたが先人の知恵は偉大なのです。
ここでしか味わえないお風呂だと自負しております。どうぞごゆっくりお寛ぎください。
省エネルギー
化石燃料はいずれ枯渇します。
脱化石燃料を目指すため、ランニングコストを抑え、かつエネルギーの無駄遣いをなくすために
可能な限り省エネに配慮しました。
■高断熱材の利用
夏暑く・冬寒いこの地では断熱材は欠かせません。
断熱材を有効利用したことにより、エアコンは必要ありません。
寒い冬でも薪ストーブ一台で家の中が暖まるよう配慮し建築しました。
■間伐材の有効利用
荒廃する里山に手が入るように、薪ボイラーや薪ストーブを利用し間伐材を有効利用しています。
■電気代の節約
今となってはスタンダードになりつつあるLED照明を建築当時より、必要に応じ利用し電力消費を少なくしています。
■太陽熱の利用
夏場は太陽熱を利用し、効率よく温水を作っています。
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また全体的に取り壊しなどが必要な場合においても、可能な限りリサイクルが可能な素材を利用しております。



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